昭和50年にきもの教室を開校して以来、きもの使節団としてギリシャ・ス
イス・オーストリア・パリ・イタヤリア・ニューヨークなど、世界30カ国
程を訪問する機会を得ました。
しかし、私自身がきものコンサルタントの資格を活かして、仕事に取り組
まねばという使命感のようなものが生まれましたのは、以下のようなある
母親の一言でした。「成人式を迎える娘は、振袖よりも車や海外旅行に行
くお金が欲しいと話しておりますが、私は成人式に振袖を着ることが叶わ
なかったので、娘にはどうしても振袖を着せてやりたい」と相談され、そ
の後、お母さんの選んだ振袖を着せてあげることができました。
すると、娘さんは「お母さん!私に素晴らしい着物を着せてくれてありが
とう。お友達にも素敵だよ!綺麗だよと言われ本当に嬉しかった」と感謝
され、お母さんも娘が喜んでくれたと、涙を拭きながら話してくださいま
した。
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